『BEASTARS』がすごい(ネタばれなし・感想)

ある表現を境に、急にその作品を薄く感じてしまった経験はないだろうか。それは、「そんなに簡単に行くかなあ」「ご都合主義っぽいな」という不信感を持ってしまったり、「ちょっとそれは違うのでは?」と個人的な疑問符を浮かべてしまう時だ。その疑問符は…

「破壊する創造者 ―ウィルスが人を進化させた―」要約

「人間はウィルスと共存して生きることは出来へんのか」 「感染列島」で投げ掛けられたこのセリフに、答えを示したのが本書である。上橋菜穂子が『鹿の王』の着想を得た本として有名になったので、ご存知の方もいるかもしれない。私も『鹿の王』読了後にこの…

『感染列島』レビュー ※ネタバレあり

未知のウィルスが、爆発的に日本中を席巻していく――。映画『感染列島』は、その恐怖を描いた映画である。 この種の映画には、その作品そのものの質に加えて、後天的に付与される面白さがある。「答え合わせ的なおもしろさ」とでも呼べばよいだろうか。近未来…

天然石ブレスレットづくり(上級編)

さて、後編である。前編では、ブレスレットデザインの基本的なスタイルを紹介した。 https://mikotoshinomiya.hatenablog.com/entry/2020/04/19/151944 この後編では、「モチーフのあるブレスレット」を紹介していきたい。順番に見ていこう。 1.波しぶき …

天然石ブレスレット作り(初級編)

天然石を手に取ってみると、実に色々な個性があるのが分かる。表面に複雑な模様が渦巻いているものもあれば、中に雲のような結晶が形成され、角度によって透けたり光ったりするものもあるし、向こう側まで見通せるほどクリアなものもある。そんな天然石にす…

コロナウィルスという白日が晒す、組織のカビ

あまり愚痴は書きたくないのですが、自分の頭だけでは整理できない事に直面したので記事にします。 新型コロナウィルス関連の、職場の話です。 この記事は、非常事態宣言が出る前の4月に書いています。感染者は増え続け、公に外出できなくなりつつあった頃で…

誕生日サプライズの後日談と、好きなものについてのとりとめもない日記

昨日は、誕生日サプライズがいかに弊害をもたらすかという記事を書いた。 https://mikotoshinomiya.hatenablog.com/entry/2020/02/15/001000 この記事の後日談なのだが、15日、私の家族と祖母とで集まって誕生会をした後、9時くらいに解散して、友人の家に向…

誕生日サプライズが社会に落とす影

2018年以降、文壇での存在感は薄まる一方である私だが、本日、23歳になった。早すぎる。時間って奴は、ブレーキが壊れた暴走車なのか? たまには信号を見て止まって欲しい。 ところで誕生日といえば、サプライズというのが流行っている。お店を予約してくれ…

集団での会話は大繩である

一対一ならあまり感じないが、集団で会話するのは、どうしてあれ程に難しいのだろう。私は、5人以上の会話が苦手だ。7人以上になると、もうまともに発言出来ない。特に飲み会の会話が難しい。あの乱れきった交感神経を刺激する面白いことなんて言えないし…

伝わらない言葉に意味はないのか

「言語化しなさい」とよく言われる。就活の自己分析で、ゼミのプレゼンで、仕事のPDCAサイクルの中で。 一方、「語彙力がない」ともよく聞く。美しい景色を見た時に、映画を観た後に、面白かった出来事を話す時に。「伝えたいし伝えなきゃいけないんだけど、…

「辞めたい」

よほど幸運な人間でもない限り、多くの人は、一度はこう思ったことがあるのではないか。 「辞めたい」、と。 世の中の全ての不満を箱にかき集めてみたら、きっと労働に対する不満と配偶者に対する不満が半分以上のスペースを持っていくだろう。残りは、店や…

催眠術にかかってきた

催眠飲み会 スタート 催眠に掛かった人 鑑賞タイム 催眠に掛かった 催眠療法 催眠のススメ こんにちは、篠宮です。 突然だが、ARuFaさんをご存じだろうか。このはてなブログで、異次元のオモシロの大地を開拓した「ARuFaの日記」の管理人である。もし知らな…

十二国記の魅力とは? ネタバレなしで語り尽くす  ~『白銀の墟 玄の月』刊行に寄せて~

はじめに 1.香り 2.舌触り 3.風味 4.コク 5.後味 おわりに おまけに はじめに 「好き」にも色々なレベルがあるけれど、「一個も文句がないくらい好き」と言える本は、私の中ではそう多くない。しかしその中でも十二国記は、絶対に外すことが出来な…

本当の教育者

社会人にもなったということで、身辺整理をしていたら、恥ずかしいものが出てきた。小学生の時に書いた、漫画や作文やノートたちである。幼稚園くらいのものであれば、「あー、子供らしい。かわいかったねー」なんて話のネタにも出来るのだが、下手に自我が…

「26歳、生きている意味が分からなくて死ぬ」

私は、創作では自殺を持ち出さないことにしています。 それは、語り尽くせない深遠なテーマであるにも関わらず、創作の世界では余りにも手垢が付きすぎているからです。「死んだ親友の記憶を抱える主人公」「恋人の自殺を巡る謎」こんな話は、市場に溢れかえ…

山の静寂をかき破る、命

山の清涼感は、窓を閉じていても何処からか滑り込んでくるのだろうか。三角屋根の山荘の中も、すんとした気配が満ちていた。木目のはっきりとしたフローリングは素足では冷たいが、暖房の熱を帯びた居心地の良い温もりは、ステンドグラスの光の差し込む吹き…

篠宮光琴とは何者ぞ

順番が前後してしまいますが、ブログを始めるに際して、簡単に自己紹介でもしておきたいと思います。 とはいえまだ、語れるほどの何者かになっておりません。言えるのは、生年月日と好きな王朝くらいでしょうか。ちなみに初対面の集団の中で「大学と趣味と好…

ブログを始めます。

ブログを始めることにした。 本当はブログなんか始めたくなかった。作品の向こう側に作者が透けるのは個人的に嫌だなと思っていたからだ。だが、私の作品は出版もされていなければネットで公開もしていない。うっかり忘れていたけど、そういえば読者なんかま…